初対面が苦手な原因が「人見知り」なら戦い方を変えよう!
人見知りにとって初対面の相手と対峙するというのは「恐怖」でしかありません。
私も昔は初対面の人と会うイベントがあると、そのことを考えるだけで憂鬱になりました。
そして、それを打破しようといろんな自己啓発の本を見たり、ネット検索したりしました。
しかし、それらを実践して上手くいった試しがありません。
一般論のコミュニケーション方法は人見知りには通用しません。人見知りには人見知りの戦い方があるんです。
Contents
第一印象の誤解
人見知りであっても、初対面の第一印象がむちゃくちゃ大事ということはわかっているでしょう。
「第一印象は会って3秒で決まる」とも言われていますが、さらにその印象が一度根付くと簡単には覆されません。
これは心理学用語で「初頭効果」と言われています。
人間は「自分が正しい」と基本的には思っています。ということは、最初の印象で「嫌な感じ」を持ってしまうと、「自分が正しい」と思いたいがあまりに、相手の嫌な部分だけを注目しがちになります。
そして、「やっぱり嫌なやつだ(自分が正しかった)」というバイアスがかかって、その印象をずっと引きずってしまうんですね。
そんな初頭効果があるので、初対面の第一印象をできるだけ良くするために、コミュニケーションスキルを磨こうという社会の風潮があるのです。
ただ、これには誤解もあって、「第一印象が大事」というのは、決して「初対面時の会話」が大事なわけではないんですよね。
これはアメリカの心理学者メラビアンが実験して提唱したメラビアンの法則というものが証明しています。
メラビアンの法則では第一印象で与える影響というのは、表情や態度が55%、声が38%、話の内容が7%となっています。
つまり、人見知りが苦手とする「会話」が初対面の人に与える印象は、たったの7%しかないのです。
実践しにくい初対面攻略法
自己啓発の本やビジネス書、ネットメディアでも初対面を円滑にするコミュニケーション方法というのはいろいろ書かれています。
しかし、それはある一定レベル以上の社交性があってのことなんです。
かくいう私もいろんなコミュニケーションの本を読んでいますが、一度も実践できたためしがありません。
- 目を見て笑顔を絶やさず
- 名前を呼ぶ
- 大きな声で話す
- 聞き上手に徹する
笑顔を絶やさず
実は笑いどころというのは非常に難しくて、ずっと笑顔でいればいいってものではありません。
会話の流れと関係なくニヤニヤしたり、笑顔を意識するあまりにぎこちない作り笑いに見えたりするとむしろ逆効果です。
喜怒哀楽を適切な場面で行うから、笑顔にも意味があるのです。自然な笑顔に人は魅かれるのです。
名前を呼ぶ、大きな声で話す
「○○さん、よろしくお願いします」など、名前を呼べば距離が縮むという方法もよくあります。
これは使いすぎると不自然だし、「こいつ名前を呼ぶことを意識してるな」とバレます。
かといって、1回や2回名前を呼んだからといって正直距離は縮まりません。
そんなことに意識を割くくらいなら会話に集中したほうがいいでしょう。
大きな声というのも言いたいことはわかりますが、相手に話の内容が伝わる大きさのボリュームのほうがいいに決まっています。声が大きすぎると「バカ」と思われますしね。
聞き上手に徹する
よくあるコミュニケーションテクニックで「聞き上手に徹する」とあります。
しかし、これは相手が話し上手な場合にしか使えないんですよね。
相手も「聞き上手に徹しよう」と思っていたらどうでしょう?沈黙しか生まれません。
人見知りの初対面テクニック
人見知りには人見知りの戦い方があります。
ここで紹介するのは大前提として「仲を深める方法」ではなく、「とりあえず初対面の状況を乗り越える」というものです。
人見知りが初対面で仲を深めるのは、難易度がハンパなく高いですからね。
予習をしよう
初対面の予定があり、その人がどんな人物かわかっている場合にはリサーチしておくことが大事になります。
- 相手の経歴や出身
- 相手の性格や趣味
- 所属する企業や団体
これは別に仲良くなりたいから調べるわけではありません。
ただ単に「情報をインプットしておくことで会話の糸口をつかみやすくしておく」というだけです。
要するに初対面の場に望む「自信」をつけておくということです。
調べ方は紹介してくれる人に聞いたり、SNSで検索したり、会社のサイトを見たりですね。
これは表面的な情報ではなく、深堀りすればするほどいいですよ。
例えば相手の出身大学がわかった場合、学部は何か、サークルは何か、学食はどんなものか、学校の周りに何があるのか、大学出身の著名人は誰か、などまで調べるということです。
初対面時にその話にならなかったとしても、無理に話す必要もないですし、出てきたらラッキー程度でいいんです。
「それだけ準備した」という自信さえ持てたらいいんです。
最初の挨拶だけ気合い入れよう
とはいえ、初頭効果やメラビアンの法則は無視できません。
やはり第一印象のイメージだけは、人見知りでも頑張って-、その一瞬にすべてをかけるつもりで臨みましょう。
第一印象は会話は関係なく、表情と声で決まりますから、ここだけは笑顔でハキハキした声であいさつしましょう。
この一瞬だけにエネルギーを費やします。
無理して仲良くならない
ビジネスの場面で初対面の場合、かなり気合を入れていかないといけないというイメージがありますが、そう意識すればするほど失敗するのが人見知りです。
大事な商談だったとしても、通常初対面ですぐにまとまることはそうありません。
さらに商談がまとまるのは、相手の会社が「いい商品やプランだと思ったから」であって、売りに来た「あなた」の印象はあまり関係ありません。
例えば家を買う時に不動産屋の人の印象が悪くても、立地や値段、その他の条件が良かったら買いますよね。
そんなものです。ただ稀に古い体質の業界で「人の縁」を重視するところもあるので、そういう場合は「向いていない」ので転職するのがいいと思います。
プライベートの場合は、そもそもその初対面の人と本当に仲良くなりたいのかを考えましょう。
初対面ということは、その人のことを知らないわけですから、知らないのに仲良くなりたいとはおかしな話です。
これは人見知り云々というよりも、人が人と友達になる時は「自然がいい」ということなんです。
ビジネス的に打算があって「つながっていた方がいい」というのなら別ですが、そうでないなら自然に身を任せるのがいいでしょう。
人見知りはしばしば「友達がいない」「人脈がない」と悩みがちですが、それはコミュニケーション至上社会が作った固定概念です。
ただ、こと恋愛に関しては無理をしてでも仲良くならないといけない場面はあるでしょう。
未来は誰にもわからない
初対面で思いがちなのが「この人とこの先も関係が続くから仲良くしないと」ということです。
でも、よく考えてみてください。
今現在、仲のいい友人や付き合いのある人って、初対面のときから今の関係になると想像していましたか?
おそらく「こんなに関係が続くとは思わなかった」と思っているでしょう。
つまり、初対面の時にはその人と将来どうなるかなんてまったくわからないのです。
初対面のコミュニケーションでよく言われる「相手に興味を持て」というのがありますが、実は「相手に興味を持たない(どうでもいいと思う)」ほうが、人見知りにとっては緊張せず上手くいきやすいのです。
とにかく無理をしない
私は未だに超がつくほど人見知りですが、初対面の人と話すのは苦痛ではなくなりました。
最近では「予習」すらしません。
ただ、自分は人見知りだと受け入れ、生涯で仲良くなる人は少ないんだから「どうせこの人とも仲良くなることはない」と最初から思うようにすることで、変に緊張することはなくなりました。
一般的な初対面攻略法が上手くいかない人は、これらを試してみてください。
人見知りが転職するときに使える戦略
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