HSP度をチェック!敏感で生きづらい気質を生かす3つのコツ
なんか仕事でも私生活でも幸福感を感じられない、生きづらいと感じることはないでしょうか。
それはもしかしたらHSPという気質があるかもしれません。
現代社会は、SNSやネットで大量に情報が入ってきます。その情報と自分を比較して、自己肯定感を失ってしまうと自信喪失して、さらに生きづらさが増長してしまいます。
自分がHSPかどうかチェックして、その傾向があれば対策を取ってストレスを溜めないようにする必要があります。
Contents
HSPとは
HSPとは、ハイリー・センシティブ・パーソンの略で、要約すると「神経が過敏で他人の感情や刺激に過剰に反応してしまう人」という意味です。
この場合の「神経」というのは皮膚の神経ではなく、心や感情の神経のことで、メンタルヘルスに関連します。
そして、HSPは病名ではなく、ただの気質や個性の総称なので、HSPに該当するからといって、治すというようなものでもありません。
HSPが原因?日本が生きづらいというデータ
国連は毎年「世界幸福度報告書」というものを発表しています。(参考:世界幸福度報告書2019年版)
日本は残念ながら、毎年順位を下げていっており、2019年には58位で先進国の中でも最下位という不名誉なことになっています。
ただ、この報告書の数値化された幸福度は、欧米諸国の価値観を基準にしているので、単純に日本人には当てはまらないものの、日本人のランキングが低くなった要因が「自由度」「寛容性」ということから、あながち間違ってはいないような気もします。
順位 | 国名 |
---|---|
1位 | フィンランド |
2位 | デンマーク |
3位 | ノルウェー |
4位 | アイスランド |
5位 | オランダ |
6位 | スイス |
7位 | スウェーデン |
8位 | ニュージランド |
9位 | カナダ |
10位 | オーストリア |
15位 | イギリス |
17位 | ドイツ |
18位 | ベルギー |
19位 | アメリカ |
20位 | チェコ |
24位 | フランス |
| | | |
54位 | 韓国 |
58位 | 日本 |
93位 | 中国 |
HSP度をチェックしてみよう
日本人の65%以上がHSPの傾向があると言われていますが、人によって程度はいろいろですよね。
まずは以下のチェックで「YES」の数がいくつあるか数えてみてください。
- 人が恥をかくようなドッキリ番組を見ていられない事がある
- 涙もろく感動しやすい
- ミスをしないようにいつもビクビクしている
- 人と会うのは正直疲れる
- 他人が怒られているのを見ると自分も辛くなる
- 満員電車や人混みで息苦しさを感じる
- 多くの仕事を同時並行にするのが苦手
- 光や音に敏感で驚きやすい
- 妄想が多い、想像力が豊かなほうである
- 髪を切ったなど他人のちょっとした違いに気づく
【YESが0〜2個の人】
HSPの可能性は低いでしょう。ただし、いずれかの項目で人より明らかに強く反応してしまう場合は要注意です。
【YESが3〜5個の人】
HSPの傾向が少しあるかもしれません。やや生きづらさを感じている場合は、対処法で意識を変えるようにしていくほうが良いでしょう。
【YESが6〜10個の人】
HSPの可能性が高いかもしれません。すでに生きづらさを感じている場合は、対処法を試すか、ひどい場合はカウンセリングを受けたほうがいいこともあります。
幸い組織に属してはいないので生きづらさはないですが、やばいですよね・・・
[HSPの特徴]鋭い観察力が他人の顔色を気にしてしまう
チェック表にもあるように、HSPの特徴の一つとして、観察眼や感覚が鋭いということがあります。
加えて、日本人に多い「協調性を大事にする」「人に迷惑をかけたくない」という意識が、生きづらさを増幅させていると考えられます。
こういった人は、空気を読める反面、深読みしすぎて「こんなことしたら嫌われるかも」「こんなこと言ったらダメだよな」とネガティブ思考になりやすく、コミュニケーションがうまくできないことがあります。
[HSPの特徴]豊かな想像力で他人事が自分事のように共感してしまう
HSPの特徴は他にも「共感力」が強いということもあります。
共感力というのは、他人が怒られていたり、殴られていたり、悲しんでいたりする場面を見たときに、あたかも自分のことのように深く感情移入してしまうことです。
こういった人は、涙もろく感動しやすかったり、暴力的な映画などを見れなかったりします。
HSPは病気じゃなく気質・個性!うまく立ち回る3つのコツ
先にも書きましたが、HSPは病気ではなく、気質や個性といった性格のようなものです。
だから、「人見知り」と同じように、急に改善できるというものではありません。
どちらかと言えば、HSPということを自覚することによって、ストレスを回避する方法や立ち回り方を覚えることをおすすめします。
以下でHSPでも生きづらさを実感しにくいように立ち回る対処法を紹介します。
1.生きづらい原因や気質、HSPについてよく知ること
まずは、生きづらさが「自分が悪い」とか「自分が無能」だとか考えないようにしなければいけません。
そのためにはメンタルヘルスについての知識を得ることが重要です。
HSPのほか、うつや発達障害であるASDやADHD、LDなどの精神疾患について、本を読むなど知識を得ると、自分がなぜ生きづらいのかが頭のなかで整理されて、受け入れやすくなります。
自分が「なんか嫌」という感覚を大事にして、そういった状況や環境を避けるように生活すると良いでしょう。
2.人との接し方を変えよう
生きづらさを感じている人のほとんどは「対人関係」で感じています。
ということは、対人関係での意識を変えることで、生きづらさを緩和させることができるとも考えられます。
対人関係で意識するポイントは以下になります。
他人に期待しない
対人関係でストレスになるのは、他人が自分の思った通りに動かなかったり、自分を評価してくれないということにあります。
自分自身は意識や行動によって変えることができますが、他人はコントロールできません。
「自分と他人は違う」ということを強く意識するだけで、ストレスは和らぎます。
自分にも期待しない
他人に期待することはストレスになりますが、自分に期待することもまたストレスになります。
「人ができるのに自分ができない」ということに不満を覚え、できないことが多ければ多いほど生きづらくなります。
しかし、できないものはできないのです。そして、自分にしか「できないこと」もまたあるのです。
「人並み」を意識するあまり、自分の長所を見失いがちになります。欠点を嘆くより、長所を伸ばすほうが良いのは言うまでもありません。
他人の承認欲求を満たす
SNSなどの台頭によって「いいね」が欲しい、言い換えれば「他人に認められたい」という承認欲求を満たしたいという人が増えています。
誰かに認められたいという欲求は誰でも持つものですが、他人の承認欲求を満たしてあげようと思っている人はほとんどいません。
実は他人の承認欲求を満たすことが、回り回って自分の承認欲求を満たしてくれるということに気づいていないのです。
他人を評価したり褒めたりすると、その人は承認欲求を満たされるので、満たしてくれた人に良い印象を持ちますよね。
つまり、良い印象を持たれれば、最終的には人から頼られ、求められて、自分の承認欲求が満たされるようになるというわけです。
3.当事者同士で話してみよう
HSPなど生きづらさを感じている人は、周りに理解されていないことも多いです。
周りに理解が得られていないと、さらにネガティブな思考に陥ってしまい、生きづらい気持ちが増幅してしまいます。
しかし、そういった気質を持つ者同士であれば、話をすることで「自分だけじゃない」と心がスッキリしたり、「自分を受け入れてくれる場所がある」とストレスが緩和されることもあります。
定期的にそういったセミナーとか交流会が行われています。
「HSP 交流会」「発達障害 交流会」などで検索すれば見つかるので、興味のある人は調べてみてください。
職場で生きづらさを感じたら
職場で生きづらさ、居心地の悪さを感じて、どうしてもそれが改善しないという場合は、職場を変えるという選択肢も検討しなければいけません。
「転職しても同じだろう」「どこに行っても自分はダメ」そう思いたくもなりますが、実際に転職してきた経験から言えば、転職すれば居心地は全然変わります。
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どうしても居づらい空気があるのなら、転職もひとつの方法です。
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