仕事でいじめられやすい人の性格といじめられた時の対処法
会社や職場でいじめというのは存在します。
小中学校でいじめに遭うと、先生や大人が助けてくれる可能性もありますが、大の大人がいじめられると意外に対処法がわからなかったりします。
「もしかしたら、これっていじめ?」
そんな風に感じた時にどう対処すればいいのでしょうか。
Contents
仕事でいじめられやすい人の特徴や性格
職場でいじめられる人には特徴があります。
自分がその特徴に当てはまっていれば、今はいじめられてなくても、今後いじめられる可能性があるので気を付けたいところです。
すべてのいじめられる人に共通するのは「反抗してこない」ということです。これは立場や性格なども関係してきます。
おとなしい、愛想が無い、何を考えているのかわからない人
いじめの標的になる人のすべてに当てはまるといっても過言ではないのが「おとなしい」ってことですね。
人見知りとか内向的な人は一度は誰かに言われたことがあるんじゃないでしょうか。
「おとなしい」って一番言われたくないワードだわ・・・
いじめる側から考えると、反抗してくる人は面倒なのでいじめないですよね。
いじめても何もしてこないとわかってるからいじめてくるわけで、何も言えない「おとなしい人」は標的になりやすいといえます。
また、愛想が無かったり、何を考えているのかわからない人もいじめられやすくなります。
日本人の社会は、とくに同調圧力が生まれやすく、少数意見を持つ人に対して、多数派の意見を押し付ける傾向が強いです。
つまり、群れずに孤立している人は、まとまった多数派の人から反感を買いやすくいじめられてしまうという構造になっています。
仕事が遅い人、ミスが多い人
仕事が遅かったり、ミスをしてしまう人に対してイライラしてしまうことがありますよね。
そのイライラが募っていじめに発展することもあります。
何度教えても仕事ができなかったり、ミスをしたりする場合は、先天的にADHD(注意欠如・多動性障害)の可能性もあります。
ADHDは、注意欠陥多動性障害とも呼ばれ、不注意(集中力がない・気が散りやすい)、多動性(じっとしていられない・落ち着きがない)、衝動性 (順番を待てない・考える前に実行してしまう)の3つの要素がみられる発達障害のひとつです。ADHDはこれらの要素の現れ方の傾向が人によって異なり、「不注意優勢型」「多動性・衝動性優勢型」「混合型」の3つのタイプに分類されます。 -ADHDとは
これは病気なのですが、軽度の場合は病気と判断しにくく、自覚症状もないですし、そもそも自分がそうだと思いたくないということもあります。
- 仕事などでケアレスミスが多い
- 忘れ物や失くし物が多い
- 時間管理が苦手、遅刻が多い
- 仕事や作業を順序立てて行えない
仕事ができすぎる人
仕事ができすぎてもいじめられることがあります。
要領がよく、上司に気に入られ、周りからも称賛されている姿を見た人が、妬みの感情からいじめに走ることもあります。
この場合は特に気付きにくい陰湿ないじめになりやすい傾向にあります。
というのも、周りはその人を評価しているので、その人をいじめていると知られれば自分も危うくなりますからね。
女性に多いのは容姿が良くチヤホヤされる人
女性の場合は容姿が良くて男性社員からチヤホヤされている人がいじめの標的になりやすいです。
仕事のミスをしても笑って許されたり、男性社員がデレデレしていると、嫉妬心が生まれてくるわけです。
とくに自分の美貌を自覚していて武器にしているような人は女性の反感を買いやすくなります。
ただ、この場合は容姿で女性を差別している男性社員にも問題がありますけどね。
どんな人が仕事でいじめる側になるのか
いじめられる人にも特徴はありますが、いじめる側の人にも特徴はあります。
「この人なんか危ないな」という雰囲気がわかれば、いじめられないように振る舞うことも可能です。
職場では特に役職や立場によってもいじめの構造になりやすいことがあります。
意外に多い同僚からのいじめ
同僚や同期というのは、入社時には「一緒に頑張ろう」なんて結束が固そうなイメージがありますが、裏を返せば「出世競争のライバル」でもあります。
相手が自分より先に行ってしまう感じがすると、素直に喜べない人も中にはいるんですよね。
「仕事ができる人がいじめられる」というのは、仕事上の妬みが多いと言えます。
先輩や上司からのいじめ
先輩や上司というのは職場では立場が上の存在ですから、反論や反抗はなかなかしにくいものです。
そういった関係性から、先輩や上司からパワハラやいじめを受けるという話やよくあります。
これは性格的なものもありますが、「先輩の先輩がそうだったから」という中学の部活みたいな、体育会系のノリで行われる場合もあります。
「仕事ができない、ミスが多い」という場合も上司や先輩がイライラしやすくいじめにつながりやすくなります。
社長からのいじめ
中小企業のような小さい会社だと社長が直々に指示命令をするところもあるでしょう。
そういう社長との距離が近い場合は、社長からいじめやパワハラのようなことが行われることもあります。
しかし、この場合は「いじめてやろう」という意図はなく、どちらかと言えば「会社を何とかしたい」「経営状況を良くしたい」という切羽詰まった状態から出ることが多いです。
つまり、社長は会社の売上が悪いと人生が終わるくらいの気持ちですから、社員に無理なお願いをしてしまうということもあるんです。
ただ、それでも恫喝やパワハラなど、行き過ぎた行為は違法ですから許されることではありません。
お局様からのいじめ
俗に、職場で、勤続年数が長く、特に同性の同僚に対して力をもっている女性のこと。
(出典:小学館デジタル大辞泉/小学館)
お局様というのは、要するに独身で勤続年数が長くて、女性社員の頂点に立った人のことですよね。
歳を重ねると自分より若い女性社員の肌のきれいさや、男性社員の見る目など、劣等感を感じてしまうようです。
その劣等感を払しょくするために「自分のほうが偉い」と自分や相手にわからせるためのマウンティング行為として、いじめが行われることがあります。
被害妄想が強い女性ほどマウンティングをしてしまう傾向にあります。
仕事のいじめを放置してしまうと
いじめやパワハラ・モラハラを受けていると、精神的にかなりのストレスが抱えることになります。
人間関係のストレスは仕事上のストレスよりも、はるかに心に負担が大きいです。
もし今いじめを受けている自覚があり、以下のことを感じるのであれば注意が必要です。
- 常に不安に襲われてパニックになりそう
- ふいに涙が出ることがある
- 休日も元気がでない
- 頭痛やめまいなどが起こる
- 会社のことを考えると動機や冷や汗が出る
- 夜寝付けない、朝になるのが怖い
- 疲れが全く取れない
- 死んだほうが楽だと思うことがある
こういった状態になってしまっている場合は、一刻も早く対処しなければ、うつ病や適応障害になってしまう可能性もあります。
仕事のいじめの対処法
いじめられているという自覚があるのであれば、一人で悩まずに行動を起こしましょう。
悩んでいるだけでは解決しません。
万一のために証拠を残す
まずいじめの対処の前に、自分が不利な状況にならないようにいじめの実態を証拠として残しておくことが有効です。
パワハラなどの暴言がある場合には、万が一のときのために録音などをこっそり録っておくと良いでしょう。
そのほか、メールの内容やタイムカード、出勤履歴など形に残る証拠は持っておくと、あとあと訴えたりするときに役立ちます。
他者に相談する
いじめは自分だけで解決するのはほぼ不可能に近いです。誰かの助けがあると解決しやすいと言えます。
また、相談することで心が軽くなったり、ストレスの発散にもなり、メンタルケアとしても有効です。
社内の人間に相談
会社のことは社内の人間に相談するのが解決の近道になることが多いです。
同僚からいじめに遭ってるなら上司に相談、上司からのいじめに遭ってるなら同僚や、上司の上の役職の人など、社内でも評判の良い人に相談するといいでしょう。
ただ、人見知りや内向的な人は、相談できるまでの人間関係を築けていない場合も多いので、その場合は社外の人に相談するしかありません。
専門の機関に相談
働き方改革など、政府も国を挙げて労働環境の改善に取り組んでいます。
もちろんいじめやパワハラなどの対策も講じていて、専門の相談機関があります。
総合労働相談コーナー
解雇や賃金などの労働条件や、パワハラなどの労働環境など、仕事に関するあらゆる問題について相談できる窓口です。各都道府県ごとに設置されています。厚生労働省の機関です。
法テラス
仕事だけでなく、生活で起こるあらゆる法律トラブルを相談できる国によって設立された総合案内所になります。相談は無料で、トラブルの解決に役立つ法制度や弁護士会、地方公共団体、司法書士会などの相談窓口を案内してくれます。
こころの耳
ストレスなどのメンタルに関する相談を受け付けている厚生労働省管轄の機関です。
人見知りには相談相手が少ないから助かるよ
転職に逃げる
職場でいじめに遭ってしまったら、最悪転職するしかありません。
「せっかくのキャリアが・・・」と思うかもしれませんが、自分の命とどっちが大事か比べれば明らかでしょう。
日本人はとくに転職をあまりしないので、今の会社が一般的で、どこに行っても同じような感じだろうと思ってしまいがちです。
しかし、実際には会社ごとに社風や雰囲気は全く異なっていて、「こんな天国みたいな会社があるのか」と思うことだってありますよ。
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