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仕事や誘いの断り方は4つのポイントを守ればカドが立たない

仕事や誘いの断り方

人見知りというのは誰かに頼みごとをされると断れないという性質がありますよね。

なぜ「断れない」のか。

一般的には「嫌われたくないから」という理由で語られるんですが、実はもっと複雑な心境が重なり合ってるんですよ。

その自分の心に気付くことができれば、上手に断ることもできるようになってきます。

頼み事を引き受ける心理

人見知りが頼みごとを引き受けちゃうのは、何も相手に嫌われたくないというだけではありません。

実は嬉しい

人見知りというのは、コミュニケーションが苦手なだけで人間が嫌いなわけではないんです。

実はもっと人と会話したいとか、仲良くしたいとか思っているんだけどそれがうまくできない。

そんな時に自分に頼まれごとが舞い込むと、実はちょっと嬉しかったりします。

自分は頼られてる、自分に期待されている、そんな風に感じることができるからです。

ただ注意したいのは、相手が必ずしも「あなたを頼りたい」と思っていないということです。単純に「断らないいい人」だと思われて、都合よく利用されているという可能性もあるんです。

断る話術がない

人見知りは基本的に突然話しかけられるとプチパニックになります。

それが頼み事だった場合、心の中では「断りたい」と思っていても、いい理由も浮かばないし、浮かんだとしても上手く伝える自信がないわけです。

そして、プチパニックを回避したいあまりに、安易に引き受けてしまうということになります。

あとで後悔する

仮にうまく断れたとしても、人見知りは基本「嫌われたくない」と思っているので、その「頼み事」がその後どうなったのか気になってしまいます。

「他の人に頼めたのだろうか?」

「断ったことで困ってないだろうか?」

そんな余計なことをぐるぐる考えてしまいます。

そして結局こんな思いをするくらいなら「自分が引き受けておけばよかった」などと後悔をし始めます。

そういう経験を一度すると、次から頼みごとを断らずに引き受ける選択をしてしまう人もいます。

やっぱり嫌われたくない

人見知りの基本はやっぱり「嫌われたくない」というものです。

自分が大変な思いをするより、嫌われるほうがまだマシだと考えてしまう人が多いんです。

でもそれは決して「優しい」とか「いい奴」ではないということを自覚しなければいけません。

なぜなら、本来やりたくない仕事を自分の本心を隠して引き受けているわけですから、相手に「自分の本来の姿」を見せていない、つまり心を開いていないわけですからね。

それに大変な仕事を引き受けたことで、頼んできた相手を憎んでしまう可能性もあります。きちんと断れれば憎むこともないはずなのに。

上司や先輩が高圧的

そもそも上司や先輩が高圧的な態度でパワハラまがいにお願いというか命令をしてきた場合には断ろうにも断れませんよね。

そういう場合の対処法は以下の記事も参考にしてください。

上手な依頼の断り方

上手な断り方

自分の主張をうまく表現しながら、相手に不快な思いをさせずに断るポイントがあります。

  • クッション言葉(感謝)
  • 謝罪
  • 理由
  • 代替案

この4つのポイントをおさえれば、うまく断れるようになります。

クッション言葉(感謝)

人見知りは自分が頼られたり、期待されたりすると嬉しいと感じることが多いです。

だからこそ、まずその気持ちを伝えなければなりません。

【例】

「お気持ちは嬉しいのですが・・・」

「大変ありがたいのですが・・・」

「大変光栄です。でも・・・・」

「やりたい気持ちは山々なんですが・・・」

 

謝罪

依頼を断ることに対する申し訳ない気持ちを伝えます。

ただ、断ること自体は自分の非ではないということを自覚し、謝りすぎないことを念頭に置いておきましょう。

それから、この部分でしっかりと「できない」という意思表明をすることが大切です。

【例】

「お気持ちは嬉しいのですが、今は出来かねます。申し訳ありません。」

「大変ありがたいのですが、申し訳ありません。引き受けることはできません。」

「大変光栄です。でもすみません。今は無理なんです。」

理由

頼みごとに対して理由をきちんと述べないと、「ただやりたくない」という気持ちが伝わってしまい、相手の心象が悪くなる場合があります。

他の仕事があるなど、自分以外の外的な都合があって断らざるを得ないという理由を述べましょう。

【例】

「先約がありまして都合がつかないんです。」

「納期が近い仕事があるので今は時間がありません。」

代替え案を出す

単に断りたいのなら理由まで述べれば十分ですが、少しでも協力したいという気持ちがあるのであれば、その姿勢を見せれば誠意を伝えられます。

また、良い代替え案が思い浮かばない場合には、一緒に考えるなどの姿勢を見せれば相手にも好印象です。

【例】

「今日は無理ですが、明日なら可能です。」

「全部は無理ですが、少しならお手伝いできそうです。」

「私は無理ですが、他の人に当たってみましょうか?」

やってはいけないNGな断り方

ダメな断り方

逆にこれだけはやってはいけないという断り方を覚えておけば失敗することが少なくなります。

即答しないこと

例えば「今日中に資料をまとめておいてくれ」という依頼があった時に、「無理です!できません」と即答してしまうと相手は不快感を抱いてしまいます。

また、何も考えずにできないと答えたことによって、「嫌だから断った」「真剣に考えていない」「思考停止している」という悪い印象を与えてしまい、仕事の評価も下がってしまう可能性もあります。

曖昧にしないこと

人見知りにはよくあることですが、「嫌われたくない」ばかりに返事を曖昧にしてしまうことがあります。

「できなくはないんですが・・・」のような表現は、「やる」のか「やらない」のか態度がハッキリしていないので相手を困惑させるだけです。

相手の気持ちに寄りすぎない

「自分が断ったらどうなるんだろう?」「他の人は引き受けてくれるのかな?」など、相手の気持ちになって考えるあまり断れないというのはよくあることです。

しかし、それでやりたくもない仕事を引き受けてしまうと、自分にストレスがかかるばかりか、「あの人は何でもやってくれる」といろんな人から依頼が来てしまう可能性すらあります。

まとめ:断ることは悪くない

断ること自体を「悪いこと」と考えてしまうのはよくありません。

例えば自分が頼む側に立ってみた場合、「相手は絶対引き受けてくれるだろう」とは思いませんよね。

「断られるかもしれない」「ダメもとで頼んでみよう」くらいの気持ちではないでしょうか。(目上の人の場合は命令になることもありますが)

 

一番良くないのは「自分を偽ること」です。

 

コミュニケーションの基本は自分の心を開いて接することです。もし相手が「嫌々引き受けた」ということを知ったらどう思いますか?

それこそ印象が悪いでしょう。「そんなつもりはないのに」と相手が罪悪感を持ってしまうかもしれません。

断ることも大事なコミュニケーションの一つです。理由をハッキリ述べ、誠意を示すことができれば、相手に悪い印象を与えずにうまく断ることができます。

上記の方法は仕事以外でも、飲み会の誘いなどでも応用できますので覚えておくと便利ですよ。

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うちむー

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人見知り歴30余年の「うちむー」と申します。人見知りって自称する人は多いですが、人見知り度はそれこそ千差万別です。私は超が付くほど人見知りですが、治そうと思ったり、これでいいやと思ったりの繰り返しです。同じ悩みを持つ人と人見知り感覚を共有できればと思っています。

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