仕事に行きたくないは甘え?朝が辛くて吐きそうになる気持ちに向き合う対処法
朝起きて「仕事に行きたくない」と思うことはよくありますよね。
私は人見知りですから、仕事に行きたくない理由のほとんどは人間関係のことです。
とくにプレッシャーのかかる会議や商談、展示会での営業など、人見知りが特に苦手な業務を前にすると、本当に行きたくありませんでした。
人それぞれ仕事に行きたくない理由は様々ですが、そんな気持ちになった時の考え方や対処法をご紹介します。
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なぜ朝仕事に行きたくないのか
朝目覚めると、布団の中で「仕事に行きたくない」と強烈に思ってしまうことがありますよね。
仕事に行きたくないと思うのはもちろん「仕事に行く前」です。
逆に言えば、職場にさえ着いてしまえば「仕事に行きたくない」とは思わないということです。そんなことより目の前の仕事をこなさないといけないですからね。
実は仕事に行きたくないという気持ちには、本当に仕事が嫌で嫌でしょうがないパターンと、実は仕事が嫌じゃなくて行くまでのプロセスが嫌なパターンがあります。
ただ行くのが面倒なだけパターン
朝起きて仕事に行くまでにしなければならないことは多いです。
- 布団から出る
- 顔を洗う
- 朝ごはんを用意する、食べる
- 着替える
- 髪の毛セット、メイク
- 歩く、電車に乗る
このように、仕事に行くまでの行動を分解すると結構やることが多いんですよね。
朝起きて「仕事に行きたくない」というのは、言い換えれば「仕事に行く準備がめんどくさい」だけの場合もあるんです。
そういう人は毎朝「仕事に行きたくない」と思っても、職場に行ってみれば何事もなかったようにご機嫌に仕事をするんです。
ただ、注意しないといけないのは、朝仕事に行きたくないと思い続けると、本当に仕事が嫌だと錯覚してしまうことがあるんです。
いわゆる思い込みや洗脳みたいなもので、実際は「ただ面倒なだけ」なのに、それを「仕事が嫌だ」と心の中ですり替えてしまうんですね。
心も身体も疲弊しているパターン
朝「仕事に行きたくない」と感じるのは、疲労が睡眠によって十分に解消されていない可能性があります。
長時間労働や残業続きで肉体的疲労がたまっていたり、仕事の重圧や上司からの嫌がらせ、パワハラ、部下の不手際など、精神的なストレスが原因の疲労がたまっているなどです。
この場合の「仕事に行きたくない」は身体と心の悲鳴、いわゆるSOSのサインなので、休養が必要になります。
仕事に行きたくない4つの理由
心身共に疲労している場合、いくつかの原因が考えられます。
具体的に起こりがちな職場でのストレスを紹介します。自分がどんな理由で仕事に行きたくないと感じるのか、具体的に知ることで対処法が明確になっていきます。
人間関係が辛い
人見知りの場合は人間関係で仕事が嫌になることが多いです。
私も仕事で嫌なことは会議や商談のある日や、大きな飲み会がある日、コミュニケーションが多い出張の時でしたね。
人見知りでなくとも、例えば上司が厳しくてよく怒られるとか、パワハラや嫌がらせのような行為を受けるなども仕事に行きたくない原因になります。
また、上司だけでなく部下を持つ人なら、部下の無能さに辟易するとか、逆に部下にバカにされているなど、人間関係の悩みはいろんなパターンがあります。
仕事内容が辛い
営業ノルマがあったり、クレーマーが多い接客業だったり、肉体的な疲労がたまりやすい重労働などで、肉体的疲労や精神的疲労がたまりやすい仕事をしていると仕事に行きたくなくなります。
逆に単純作業や何もすることがないといった、時間が一向に進まないといった作業を強いられている場合もストレスが溜まります。
これらは本人の適正に仕事内容が合っていないことが考えられます。
やりたくない、または向いていない仕事をし続けると仕事に行きたくなくなります。
仕事量が多すぎる
仕事は嫌いじゃないんだけど、毎日残業続きだったり、休日が少なかったりした場合には、知らず知らずに心や体に不調をきたすこともあります。
この場合は、仕事が嫌じゃないだけに自覚症状を感じにくいということがあります。
朝起きて何となく「仕事に行きたくない」と感じていても、行ってしまえば頑張れてしまうというパターンですね。
こういう人は自分の疲労に気付かずに無理をしてしまう場合が多いので、気付いたときには鬱などなってしまう危険性もあります。
環境に耐えられない
通勤時にぎゅうぎゅう詰めの満員電車に毎日揺られるとか、職場が不衛生な環境だったり、男性社員の中に女性が一人(またはその逆)というような仕事以外の環境要因で仕事に行きたくないと思う場合もあります。
これらは仕事以外の要因なので、仕事を変えなくても、例えば満員電車が嫌なら引っ越すとか環境を変えれば解決することが多いです。
しかし、環境のせいなのに、それを「仕事に行きたくない」と言ってしまうと、脳は錯覚して本当に「仕事が嫌い」になってしまう可能性があります。
仕事に行きたくないは「甘え」なの?
仕事に行きたくないと思うことが「甘え」か「甘えじゃない」という議論も見かけます。
これは白黒はっきりつけられるものでもなくて、甘えの部分もあれば甘えじゃない部分もあります。
「仕事に行きたくない」が甘えの場合
甘えているというのは、ちょっとしたことで改善させることができるのに、それを怠っている状態です。
これまでの仕事に行きたくない理由で言えば、
- 仕事の準備が面倒
- 満員電車が嫌
- 仕事に飽きた
といったことです。
会社へ行く準備が面倒というのは、仕事の内容はまったく関係ないことなので、「仕事に行きたくない」理由としても本来はおかしいのです。
また、満員電車も自分のせいじゃないと思うかもしれませんが、これは職場の近くに引っ越すだけで解決できますし、住むところも働く場所も自分で選択した結果なので、鉄道会社のせいでもないですし、職場のせいでもありません。
仕事に飽きたという人は、本当に成果を出しまくって会社を大儲けさせて、それでもなおすることが無くなり飽きたということでしょうか?
ほとんどの場合は、ただ同じことの繰り返しが嫌で「飽きた」と言っていますよね。
仕事のやりがいは、仕事の効率化や新しいことへの挑戦によって自分で作りだすものです。何もせずに「飽きた」というのはただの怠慢なので、どんな仕事についてもすぐに飽きてしまうのは目に見えています。
「仕事に行きたくない」が甘えじゃない場合
「仕事に行きたくない」が「甘え」じゃないのかと自分を責めたり、自信を無くしたりすることもありますが、自分ではどうしようもないような、強制的に肉体や精神に負担がかかっている場合は「甘え」とは言えないでしょう。
例えば人手不足による長時間労働や休日出勤などは、本来会社が何とかしなければならない事案であって、自分のせいではありません。
残業だって、たいていの場合は仕事の量が適切でない場合が多く、自分の仕事が遅いせいであることはあまりないでしょう。
人間関係においても上司のパワハラなどは上司個人の性格の問題ですし、部下が無能なのも教育には限度があり、あとは個人の力量ということがほとんどです。
こういったストレスによって「仕事に行きたくない」と思うことは正常で、むしろ心や体を休めなさいという警告ととらえたほうがいいでしょう。
会社を休んで休養する方法
自分に非が無く、心身ともに参っている場合は休息が必要です。
「仕事に行きたくない」とは思うけれど「休むことはできない」と考えてしまう人は、仕事を続けると身体を壊してしまったり、心を病んでしまう可能性もあります。
そういう場合は遠慮なく休日を取る行動を取りましょう。仕事の効率だって疲れがないほうがよっぽど捗りますからね。
会社は休んでも何とかなる
会社を休めない人の多くは、「自分がいなきゃ会社が回らない」と思っています。
しかし、よく考えてください。例えば、今自分の両親のどちらかが亡くなったら、明日から葬儀の手配などで数日休まざるを得ませんよね。
会社もそれは止めませんし、数日休んだからと言って会社の業務がストップすることもありません。
自分が経営者でもない限りは、実は代わりはいくらでもいるし、自分が少々いなくなったって会社は何とかなるし、何とかするのです。
まずはそのことを頭に入れておきましょう。
有給休暇を取る
仕事に行きたくないと感じたら有給休暇を取るようにするのが最も簡単です。
しかし、有給休暇を取ることができない、または取れないような雰囲気があるという話はサービス業なんかではよくあることです。
だから、有給休暇は労働者すべてに取得する権利があるんだ、といっても「現実にはそうはいかない」というのが現状でしょう。
でもここで一つ覚えておいてください。
働き方改革法案によって、すべての会社で年間の有給休暇消化日数が5日未満の従業員について、会社が有給休暇を取得すべき日を指定しなければならないと義務付けられます。
この法律は2019年4月から施行となるので今後の労働者の知恵のひとつとして頭に入れておきましょう。
病欠で休む
表立って有給休暇を取れないという場合は、病欠にすると会社を休みやすいでしょう。
休んだあとに、その日を有給休暇で補填すれば有給休暇を1日消化できるので一石二鳥です。
病院の診断書がいるんじゃないかと思う人もいるかもしれませんが、有給休暇にするのであれば別に必要はないでしょう。
そもそも診断書を出さなければならないというルール自体もおかしいです。
診断書をもらうのにもお金がかかりますから、会社が医療費でも負担してくれるならまだしも、ただ「ずる休み」かどうかを確認するだけとしたら社員を信用してなさすぎます。
身内の不幸で休む
これは何度も使えませんが、身内の不幸で会社を休むというのも休みやすい理由です。
ただし、この場合はあまり近い身内(母親とか)にした場合、会社によっては弔慰金が出ることもあるので、虚偽で受け取ると詐欺罪や横領罪に問われる可能性もあります。
ちょっと遠めの親族であれば、「小さいころに本当にお世話になった人なので」という理由で休みを取れば問題ないでしょう。
どうせ休んでも有給休暇を当てるんだから、休みやすい理由をつけて有給休暇を取得したと思えばいいのです。
嫌でも会社に行って対処する方法
仕事に行きたくないとはいっても、そう何度も休んだりすることはできません。
嫌でも会社に行ける余力のある人は、以下の方法で対処すると、いくらか心が軽くなるかもしれません。
人との接触を避ける
単純に人間関係につかれている場合は、極力仕事でも人と関わらないように距離を取るといいでしょう。
どうしても話さなければならない人以外とは極力接触を避けるのです。
例えば、ランチに行くにもひとりで行くとか、休憩時も一人になれる場所に行くなどです。
意外と意識してやってみると、ストレスが減りますよ。
朝ご飯を外食にする
仕事に行きたくないと思うのは出勤前がほとんどでしょう。
そういう場合は朝ごはんを外食することにして、早めに家を出ましょう。
朝ごはんを楽しみの一つにすることで、嫌な仕事の前に朝ごはんという楽しみをクッションにできるので、仕事に行きたくない気持ちも軽減されます。
これは朝ごはんを外食にしなくても、例えば朝ごはんに大好きなものを食べるでもいいですよ。
朝できるだけ遅く起きる
仕事に行きたくないと考えてしまうのは、考える時間の余裕がある、つまり「暇」なのです。
朝仕事に行くギリギリの時間に起きれば、いやおうなしに出勤の準備をしなければなりませんから、「仕事に行きたくない」なんて考えている暇がなくなります。
頭で余計なことを考えるのは、余計な時間があるからです。
ただ、遅刻してしまっては本末転倒なので、ほどほどにしてください。
自分より辛い境遇の人を探す
仕事に行きたくないと考える時、地球上で自分が一番の不幸だと考えていませんか。
悲劇の主人公はあなただけではありません。
日本でもあなたより悲惨な人生を送っている人もいますし、世界に目を向けるともっと過酷な環境の中で懸命に生きている人もたくさんいます。
人は自分より幸福で恵まれている人に目が行きがちで、そういった人と自分を比べて「不幸だ」と考えてしまいます。
しかし、上には上がいるように、下には下がいるのです。
「自分のほうが恵まれている」、そう思えたら少々の辛いことなら頑張れるはずです。
ただ、本当に心身が疲れ切っているときには自分を甘やかして休息してくださいね。
人に相談する
人は悩みを打ち明けると、解決しようがしまいがスッキリすることがあります。
仕事に行きたくないことを会社の同僚や先輩などに話してみましょう。
同じ会社同士なら、同じ悩みを持っている場合もありますし、その対処法を知っていて教えてくれる場合もあります。
同じ職場の人に話したくないなら、友人や家族などでもいいでしょう。
聞いてもらえるだけで、心の中が少しスッキリするのを感じるでしょう。
さすがに、精神的に参っている場合には、心療内科などカウンセラーに相談することを考えましょう。
仕事に行きたくないなら転職も視野に
心の底から「仕事に行きたくない」、もう何をどうしても仕事ができないという状態であれば転職も視野に入れなければなりません。
ただ、転職というのは「今の会社が嫌だから」という気持ちで選ぶと、現状から逃げたい気持ちが優先して良い会社を正しく選べない可能性もあります。
転職で成功するコツは、自分の過去ではなく未来を見つめて考えることです。どこで、どんな仕事を、どんな風にやっていきたいのかという明確なビジョンを持って会社を選ぶほうが成功しやすいでしょう。
転職サイトに登録しよう
まずは転職サイトに登録してみましょう。
登録したからと言って必ず転職しなければならないということではありません。
ただ、自分の現状やスキルなどを入力することで、より自分に合った求人を見つけることができるからです。
転職する気があってもなくても、求人を見る、つまり他の企業の情報を見ているだけで新たな発見ができます。
やってみたいと思える職種を見つけたり、自分が知っている会社で募集があったり、見たことない仕事に出会ったりと、未来の自分を想像する刺激になるでしょう。
逆に他の企業を知ることで、自分の会社にあったメリットにも気付けるかもしれません。
今は人手不足の影響で、かなりの売り手市場になっています。
転職ってどうしても不安が多いのですが、実際に転職した人の8割以上は不満が解消されたと答えています。
「希望の業界に行けた」「前職より給与アップした」「労働時間が短くなった」など、当たり前ですが、不満を感じていた部分を解消するために転職するので、待遇が良くならなければ意味がありません。
しかし、転職なんて何度もする人はいないですから、どうやって選ぶか難しい部分もあります。
しかも求人には都合のいい内容しか書いていないので、いざ入社してみたらブラック企業の可能性も・・・。
だから、求人だけでなく、その企業の内情を知ることが転職を成功させる決め手になります。
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