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仕事のミスで責任を取るのは逃げでしかない!その時やるべき行動とは

 2018/07/06 仕事
 
仕事のミスで責任を取る

「すいません!誤発注したのでその分立て替えます」

「部下の失敗は私の責任です。どんな処罰でも受けます」

仕事において自分や部下がミスをしたときに、責任を取って進んで罰を受けようとすることはありませんか?

一見潔くてカッコいいと思いがちですが、実は自己防衛、つまり逃げの行動なんです。

特に人見知りや内向的な人に多く見られる行動で、私も昔はそれが正しい責任の取り方だと思ってよくやっていました。

このような行動を取ってしまう原因と、そうならない対策について解説していきます。

自分を罰する責任の取り方

自分が仕事でミスをする、または自分の部下が仕事でミスをしたときに自分を罰するような責任の取り方をする人がいます。

これは失敗したことで、会社などに迷惑をかけたという罪悪感から、その償いとして自分を罰しようとする行動で「自罰感情」と言われています。

 

自罰感情は自己防衛、逃げの行動

仕事でミスをすると「自分が悪い」「(部下のミスは)自分の責任」という感情が起きます。さらには、「自分には能力がない」「自分はダメな人間」というように、心がネガティブに落ち込んでしまいます。

自分を罰する自罰感情が強いと、そういったネガティブな感情を自分自身で和らげたいがために自分に罰を与える行動に出ます。つまり、「(自分に)罰を課すんだから許されるよね」という自己防衛ということなんですね。

悪く言えば、「これだけ罰を受けたんだから責めないでね」という迷惑をかけた人へのメッセージという捉え方もできます。

さらに自己防衛とは言っても、実際に罰を受けるわけなので、それがストレスとなり精神的に病んだり、うつ病などにつながったりする危険性もあります。

 

自罰感情を持ちやすい人

自罰感情を持ちやすい人

自罰感情を持ちやすい人というのは、以下のような特徴があります。

 

自意識過剰な人

人見知りの人によくありますが、周りの反応を気にしてしまうような自意識過剰な人は自罰感情を持ちやすいと言えます。

周りの反応を気にするということは、仕事のミスによって会社に迷惑をかけてしまったという思いを人一倍強く感じやすいので、よく言えば責任感を持っているといえますが、悪く言えば取り越し苦労しがちとも考えられます。

 

要求水準が低い人

(要求水準とは)与えられた課題ないし仕事を遂行するにあたって、個人のもつその課題や仕事に対する主観的達成目標。一般に、成功すれば次にはこの要求水準は上昇し、失敗すれば下降する。成功感や失敗感はこの要求水準の程度によって規定される。 ブリタニカ国際大百科事典

簡単に言えば、要求水準が高いと目標を高く掲げ「失敗を恐れず」行動することに対し、要求水準が低いと目標も低く「失敗をしないように」行動するということです。

基本的に若いほど要求水準が高いと言われています。年齢を重ねると失敗からいろいろなことを経験や知識として学ぶことになるので、結果としていい意味で要求水準が低くなっていきます。

経験に裏打ちされて要求水準が低くなっていくのは、リスク管理がしっかりできるように成長しているということで良いのですが、若いうちから要求水準が低いと、「失敗しないような行動をしているのにミスをしてしまった」と感じて、より罪悪感を持ちやすくなります

 

コミュニケーションが下手な人

コミュニケーションがうまくない人は、仕事のミスに対する謝罪やフォローがうまくできずに、そのせいで自罰感情を生んでしまうということがあります。

 

内向的または人見知りな人

内向的な人や人見知りの人というのは、大なり小なり上記の「自意識過剰」「要求水準の低さ」「コミュニケーションの苦手意識」のすべてを持っているので自罰感情が生まれやすいです。

ただ、私も内向的&人見知りなんですが、このあと自罰感情への解決方法で「内向型の強み」が大きく役に立ちますので、悲観せずに最後まで読んでみてください。

 

【解決策】自罰感情を持たない方法

自罰感情をなくす方法

仕事などでミスをしたときに、自罰感情を持たないようにするにはどうすればいいでしょうか。

 

失敗をフォローしよう

仕事のミスは確かにあなたのせいかもしれません。しかし、その責任をあなたが取ったとしても、被害を被った会社が失った損失を取り戻すことはできません

救われるのはあなたの罪悪感だけなんです。だから、迷惑をかけたと思うのなら、少しでも損失を軽減できるように策を練るべきです。

ミスが起きたら反省は後にして、まず原因を見つけましょう。原因がわかったら、少しでも被害が少なくなるように代案を考えてください

内向型の人は、アイデア、感情、印象といった自身の なかの世界 からエネルギーを得ている。(中略)内向型人間には、忍耐力、自由な発想、深い集中力、創造性がある。 内向型を強みにする

内向型の人は、忍耐力もあり、アイデアや発想に優れている人が多いです。自罰感情を持つ前に、原因を究明し解決に向けて前へ進みましょう。

 

失敗から成長できる

自分で責任をかぶったとしても会社には何の利益ももたらしません。それよりも原因を究明して、少しでも失敗をフォローすることが大切だと書きました。

失敗をフォローすることにより、上司への信頼回復はもちろん、部下のミスなら部下からの信頼を得られます。さらにミスをしてもフォローができるという自信にもなり、臨機応変に対応できるスキルも身に付きます

これは一見ミスによりマイナス評価になったものが、フォローでプラマイゼロになっただけと感じるのですが、フォローできる人材として、上司の絶対評価(個人の特性の評価)は意外に上がるので悪いことばかりではないのです。

 

反省は最後にしよう

仕事でミスをしたら、原因究明して代案を出しフォローをする。そして、ひと段落ついたらようやく反省してください。

反省することは、同じミスを繰り返さないようにするために必要です。

しかし、失敗を乗り切ったあとであれば、自信もスキルも失敗する前より大きくなっているはずです。

そうなればもう自罰感情が生まれることはないでしょう。

 

大きなミスで会社を辞めてしまったら

小さなミスを繰り返したり、大きなミスで会社にいられなくなった場合は転職するという選択肢も考えなければいけません。

ただし、それは「罰」と捉えるのではなく、「リスタート」と考えるようにしましょう。

前の会社とは相性が悪かった、仕事が合っていなかったと、いい意味で開き直って、キャリアアップの転職を目指すようにするのがいいでしょう。

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うちむー

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人見知り歴30余年の「うちむー」と申します。人見知りって自称する人は多いですが、人見知り度はそれこそ千差万別です。私は超が付くほど人見知りですが、治そうと思ったり、これでいいやと思ったりの繰り返しです。同じ悩みを持つ人と人見知り感覚を共有できればと思っています。

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