性格適性検査SPI対策!人見知りが自分の性格を良さげに表現するコツ
人見知りや内向的な人間にとって、就職活動や転職活動時に行われる適性検査は一つのネックになることがあります。
社会的にネガティブに捉えられやすい内向的な性格がSPIによってあらわになることは、必ずしも就職に有利とはいえません。
とはいえ、会社という組織に入って仕事をする上で確かに社交性や明るい性格などはあるに越したことはないですよね。
面接など短い時間で仕事の適性を判断しなければならない企業の立場に立つと、性格適性検査は致し方ない部分もあります。
ただ、諦める必要はありません。人見知りには人見知りの戦い方があるんですよ!
Contents
就職や転職における適性検査(SPI)とは
適性検査SPIは、リクルート社が提供しているテストのことです。就職希望者の「性格」や「能力・常識」などの2つのことが分析できるようになっています。
大手企業から中小企業までいろんな業界で採用されていて、新卒だけでなく中途採用でも行われることが多いです。
適性検査はリクルート社以外でも、CABやGAB、G-WEBなどもあります。ただSPIが現状シェア4割を持っているので、SPIの対策は就職活動に必須になるでしょう。
適性検査SPIの目的
適性検査の目的は、短時間でその人材が自社に適応できるのか、社風に合っているか、どういった人柄なのかがわかるというのがメリットです。
面接だけではなかなか見えてこない考え方や思考、性格などがある程度分析できるので、人材を絞ったり、採用の判断の材料として使われています。
履歴書や職務経歴書だけではわからない、潜在的な能力を知ることができるので、中小企業から大企業までいろんな業界で採用されています。
- 面接前にある程度、欲しい人材を絞ることができる
- 面接時にどういった質問をすればいいのかわかる
- 書類ではわからない性格を知ることができる
- 基礎的な能力があるか測れる
- 採用するポストに合う人材かわかる
適性検査SPIの種類
適性検査の種類は大きく3つの項目に分かれています。「言語能力」「非言語能力」「性格」です。
「言語能力」「非言語能力」は知識や計算などを試されるもので、基礎的な能力があるのかどうかがわかります。
「性格」のテストは、正解があるわけではなく、回答した選択肢の傾向からどのような人物なのか分析されるというものです。
常識や基礎知能を測る能力検査「言語能力」「非言語能力」
言語能力テストというのは、言葉の意味や内容を理解したりといった、科目で言えば「国語」の能力を測る検査になります。
ア 医師:診断
イ 政治家:国会
ウ カメラマン:撮影
「小説家:執筆」と同じ関係性をもつものをア~ウの中から選びなさい。
この場合の正解は「ア」と「ウ」になります。
このような語句の理解などのほかにも、文章の並べ替え、熟語、反対語、長文読解などの国語的な問題が出題されます。
非言語能力は、数学的な計算や図式の認識力、露運理的思考力などを測る検査になります。
1.3種類の野菜を少なくとも1個は買っている
2.ジャガイモはニンジンよりも多い
以上のことから推理して、ア~ウで正しいと思う情報を選びなさい。
ア ジャガイモの数は1個である
イ ジャガイモは少なくとも2個以上ある
ウ トマトとジャガイモは同じ数である
この場合の正解は「イ」のみとなります。
このような推理の問題のほかにも、確立や集合、損益算、物理計算、方角、図形認識などの問題が出題されます。
特性や性格を見極める「性格検査」
性格検査には正解はありません。本人がどういった考えや主張を持っているのかを推し測るものだからです。
ア あてはまる
イ どちらかといえばあてはまる
ウ どちらかといえばあてはまらない
エ あてはまらない
問1)分析的な思考が求められる仕事を好む
問2)自分の考えをはっきり述べるほうだ
問3)我慢強いほうである
問4)他人の意見に流されることがよくある
正解がないので直感で答えていくことになりますが、良い印象を与えようと、自分の考えと異なる回答をしてしまうと、全体として主張にブレが生じて「嘘を書いた」ことがバレやすい仕組みになっています。
人見知りにネックな性格適性検査の対策
「性格適性検査なんかで私のすべてがわかってたまるか!」
と言いたい気持ちもわかりますが、企業としてもできるだけ良い人材を短い時間で確保しないといけないので仕方ありません。
そして、たいていの企業で敬遠しがちなタイプというのが人見知りや内向的な性格なのです。
- あまり人と話さない
- 協調性がない
- 自分の主張をはっきり言えない
- 視野が狭い
- ネガティブ、弱気
社交的なら何でもできるとは限らないだろ!
採用側はSPIの結果で嘘が無いかを見ている
私が会社員時代の頃、自分の部下を採用する機会が何度かあったのですが、私の上司などはSPIの性格検査をかなり重要視していました。
SPIは問題数がかなり多いので、良い印象を与えようと嘘の回答をしても、すべての問題で嘘をつくことができずに見抜かれるんですよね。
だから、かなり精度が高い分析結果が出るし、それはSPIが4割のシェアを持っていることからもうかがえます。
SPIの結果である程度目星をつけて、面接ではそのSPIの結果が本当かどうかを確認するという程度で、性格に関しては面接よりSPIのほうが比重が大きいと思います。(あくまで私がいた会社の場合)
SPI対策は一貫性のある主張を持ったフリをすること
性格検査のSPIの対策は、結論から言えば「嘘を見抜かれないように、企業が欲しそうな人材になり切って答える」ということです。
確かに小手先のウソは見抜かれます。しかし、一貫性のある主張を持って回答すればブレずに対策できるのです。
理想のキャラクターを想像しよう
やり方としては企業が欲しそうな人材像に近いイメージのキャラクターを選び、そのキャラクターがどんな回答をするかを想像して答えればいいのです。
漫画やドラマ、アニメ、映画なんでもいいのですが、自分がそのキャラクターの特徴を理解していることが重要です。また、そのキャラクターの主張に一貫性があるということも大事になってきます。
キャラクターが魅力的な場合、たいてい「ブレない意志」を持っていることが、その魅力につながっていますよね。
「そのキャラクターだったらどう答えるか」だと、選択肢で迷うことがなくなります。
例えばわかりやすい例として、ワンピースの「ルフィ」とハンターハンターの「クラピカ」というキャラクターをイメージした場合、先ほどの性格検査の例題だと以下のような回答になるでしょう。
ルフィ |
クラピカ |
|
---|---|---|
分析的な思考が求められる仕事を好む | あてはまらない | あてはまる |
自分の考えをはっきり述べるほうだ | あてはまる | あてはまらない |
我慢強いほうである | あてはまらない | あてはまる |
他人の意見に流されることがよくある | あてはまらない | あてはまらない |
ポイントは、回答に一貫性を持たせるために、全部の問題に対して、そのキャラクターになりきって答えることです。
だいたい企業が欲しい人材像って「挑戦を恐れず」「社交的で」「行動力がある」って感じだからね。
結果は見事合格!
ただし、この方法を取ると入社してからギャップが起こり、自分もしんどくなる可能性があるので、あくまで自己責任でお願いします。
人見知りのためのSPI後の面接の対策
SPIの性格検査を元に面接まで進んだら、ここからは2択になります。
2択とは、「SPIのキャラクターを演じきる」か「本当の素の自分を出す」かです。
性格適性検査SPIと同様のキャラクターを演じきる
一つ目の選択は「SPIで演じたキャラクターになりきって面接の受け答えをする」ことです。
キャラクターをきちんとイメージできていれば、性格や人柄に関する質問ならSPIと同じく、一貫性をもった印象を与えることができます。
ただし、この選択で採用された場合、企業の求める人材像と本当のあなたの人物像にギャップが生まれるので、しんどい思いをする可能性はあります。
私の場合は少人数の部署だったので、採用された後に多少のギャップを感じさせてしまうことはありましたが、部署の全員と面接したわけではないので、そんなにしんどい思いはしませんでした。
面接で会うのは会社の一部の人間ということが多いですから、実際には同僚などにギャップを感じられることは少ないです。
性格適性検査SPIは無視して自分の素を出す
2つ目の選択は「本当の自分をさらけ出して」面接に臨むことです。
SPIはあくまでも書類選考を通るための手段と考え、面接では自分がどういう人間かと言うことを正確にアピールする方法です。
メリットとしては、SPIの結果とのギャップを面接で埋めておいて、本当の自分として合否を判断してもらえるということです。
そうすると入社してからも期待される人物像とそれほどかけ離れないので、そんなにしんどい思いはしなくて済むでしょう。
デメリットとしては、結果として面接で人見知りや内向的な部分が出てしまって不採用になってしまう可能性もあるということです。
ただ、不採用になったとしても本当の自分を受け入れてくれない会社に就職するのもしんどいですから、それはそれで良しという部分もあります。
性格適性検査対策のまとめ
以上の方法を行ったとしても、最終的に面接で自分をアピールできるか、その企業が求める能力を持っているかが大事です。
この対策はあくまで「人見知りや内向的な性格」に偏見を持って面接されることを避けるための補助的な役割に過ぎません。
ただ、この対策を取ることで、面接に自信を持って望めたり、堂々と受け答えができたりすることもあるので、就職活動や転職活動にネガティブなイメージがある人は試してみてはいかがでしょうか。
あとでしんどくなっても責任は負いませんのであしからず。
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