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人見知りのバイブル「内向型を強みにする」で心がスッと軽くなる

 2018/06/29 書評
 
内向型を強みにする

今回はマーティ・O・レイニー著の「内向型を強みにする」を紹介します。

「人見知りのバイブル」と書きましたが、著者は内向的は決してシャイであるとか殻に閉じこもっているとは書いていません。

あくまで、外向的な気質を良しとする社会によって、内向的な者が自信をなくすことで起こるのが「シャイ」や「殻に閉じこもる」ことであると述べています。

この本では内向的な人も気づいていない内向的な人特有の心や体のメカニズム、それと比較した外向的な人との違い、そしてそれを受け入れて心と身体をコントロールすれば、内向的な人がもつ才能を発揮できるといったことが書いています。

この本は間違いなく人見知り(内向的)な人の心を軽くしてくれます。重度の人見知りの私が言うんだから間違いない!

 

外向的(社交的)が称賛される社会

内向的(人見知り)な人に「なぜ内向的だということに悩むのか」と問えば、間違いなくこう返答するでしょう。

「自分が外向的(社交的)ではないからだ」と。

内向的な人たちはなぜか自分が外向的でないことを恥じています。

アメリカは自らの考えを声にする市民を重視し、粗削りな個人主義のもとに成り立った。わたしたちは行動、スピード、競争、活力を重んじている。(中略)外向性が健全な成長の結果として当然生まれるものと見なされている以上、内向性は〝その逆の心配な特質〟とならざるをえない。内向的な人とは、なんらかの理由で、適切な社会化を遂げることのできなかった人なのだ。彼らは孤独と不幸せを運命づけられているのである。「内向型を強みにする」

つまり、外向性のある人が評価をされ重んじられることになると、その逆のベクトルにいる内向型の人は「こっちにいてはダメだ」と思ってしまうということです。

そうなると内向的な気質も相まって、どんどん内向きに殻に閉じこもってしまう悪循環に陥ります。

内向性は根本的に気質のタイプのひとつだ。シャイであるとか、殻(から)にこもっているということと同じではないし、異常でもない。また、自分で変えられるものでもないが、この気質と衝突せずにうまくやっていくことはできる。「内向型を強みにする」

この部分は衝撃的で、実は内向的というのは気質、つまり生まれ持ったもので変えられるものではないということなのです。

 

内向型と外向型の気質

内向的な人は「このままじゃいけない」と外向的になろうと努力をはじめがちですが、著書では内向的・外向的を決めるのは遺伝的なものだと推察しています。

その前に外向型の人と内向型の人の違いというのを知っておく必要があります。

外向型は外の世界からエネルギーを得る。彼らのほとんどは、人と話したり、外のさまざまな活動に参加したり、人や活動や物にかこまれて働くことを好む。(中略)これに対して内向型の人は、なかの世界から、つまり、アイデアや感情やイメージからエネルギーを得る。「内向型を強みにする」

これだけだとイメージしにくいですが、エネルギーを得るとは逆の「エネルギーを消耗する」場合も考えるとわかりやすいです。

外向型はひとりで退屈している(刺激がない)とエネルギーを消耗するのに対し、内向型は人や外界と接触すればするほど(刺激が多いほど)エネルギーを消耗するのです。

外向型に社交的な人が多いのは、元々の気質として外界からの刺激を求めて、それをエネルギーにしているからなんですね。逆に内向型が社交の場を苦手とするのは、外からの刺激によってエネルギーを消耗し疲労するからというわけです。

外向型のエネルギー源【刺激のある飲み会でエネルギー消耗する内向型】

内向型のエネルギー源【一人で物思いにふけるときにエネルギー回復する内向型】

内向型・外向型が遺伝的要因であるというのは、D4DR遺伝子の違いによるものだと考えられています。D4DR遺伝子は別名「性格染色体」とも言われ、ドーパミンに影響を及ぼします。

ドーパミンは簡単に言えば楽しみや幸福感を感じさせる神経伝達物質で、適量のドーパミンを維持することが体にとって良いとされています。

外向型はD4DR遺伝子が長く、ドーパミンに対する感受性が低いことがわかっています。感受性が低いということは大量のドーパミンがないと幸福感を感じないということになります。大量のドーパミンを作り出すためには、興奮時に出るアドレナリンに頼る必要があり、外向型の人は興奮を得るために外界の刺激を欲するということになります。

内向型はD4DR遺伝子が短く、ドーパミンに対する感受性が高いです。感受性が強いと大量のドーパミンがあると刺激が多すぎると感じてしまいます。

つまり、ドーパミンの適正量の違い(感受性の違い)が遺伝子レベルで決定されていて、外向型は外の刺激が心地いい、内向型は外の刺激は強すぎる(疲弊する)ということになるということです。

それを証拠に外向型の親に育てられても内向型になることもあるし、同じ環境で育った兄弟でも内向型と外向型に分かれることもあります。それを考えれば、必ずしも環境によって外向型・内向型が決まるわけではないと言えます。

 

内向型がラクに生きる方法

内向型の人のほとんどは、交わりを楽しむ べきだ と思っているので、なぜ いつも 元気になれないのか疑問に思う。「内向型を強みにする」

内向型の人の悩みはこれに集約されているといってもいいですが、これは外向型の人と比較をしているからで、もっと言えば外向型を目指してしまっているからです。

しかし、先ほども書いたように内向型・外向型というのは気質であり変えることはできないものです。

内向型の人は、エネルギーを回復するのに時間がかかるうえ、そのエネルギーは外向型の人のそれよりも速く流出してしまう。内向型の人は、各活動にどれくらいエネルギーを取られるか、どれくらい蓄えが必要かを計算し、それに従って計画を立てねばならない。「内向型を強みにする」

著者の考えでは、内向型は外の刺激を受けるほどエネルギーを消耗してしまうので、回復するための時間が必要だと主張しています。そして、自分のエネルギーがどれくらいあるのか、どんな刺激でどれくらい消耗するのかを知り、エネルギーが切れる前に休養しよう(一人になろう)と説いています。

このエネルギーの概念を取り入れるというのは、非常に有効だと感じました。

実際、私も飲み会で2次会に参加すると、決まって「早く帰りたい」と思ってしまっていました。そして、「1次会は楽しかったのに、なぜ自分は2次会を楽しめないのか」と疑問を持っていましたが、それはエネルギーが枯渇していた、つまり疲労していたと考えると納得がいきます。

だから私はこの本を読んで以来、人のたくさんいる場所のような(内向型にとって)刺激を感じるところに行った場合は、「楽しみたい」ではなく「今楽しいかどうか」ということを自分に問い、必要ならその場を離れたり、途中で帰らせてもらったりしています。

 

お互いの性質を理解し合うことが大事

わたしたち内向型は、彼ら(外向型)を恐れさせる。なぜなら、無駄話もしなければ、彼らの求めるかたちの人づきあいもしないからだ。「内向型を強みにする」

内向型・外向型ともに互いの性質について理解していない場合が多いということです。

外向型は内向型の人がパーティーに行きたがらないことを理解できないし、早く帰ろうとすることも理解できません。逆に内向型も外向型の人がずーっと大人数の場で楽しみ続ける無尽蔵なエネルギーに困惑します。

その結果、内向型は自分がおかしいと感じるし、外向型は内向型を「つまらないやつ」というレッテルを貼ってしまいます。

大事なことは外向型は「内向型のような人がいる」ということを理解し、内向型は「自分の性質を深く理解する」ということでしょう。(外向型は自分が変だと思わないのに対し、内向型は自分が変だと思ってしまうため)

 

本には具体例も満載

「内向型を強みにする」には、具体的に外向型の人との付き合い方や、パートナーが外向型だった場合、子供が内向型がった場合の育て方などいろんなパターンの対処法が記されています。

自分の性質を理解し受け止めることで、「内向型でもいいんだ」と思えるし、無理に外向的な行動をとる必要がないことも理解できます。

だからといって人付き合いをしないということではなく、自分が楽しめる最大の行動パターンを作って、より楽しい交流を増やそうということです。

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うちむー

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人見知り歴30余年の「うちむー」と申します。人見知りって自称する人は多いですが、人見知り度はそれこそ千差万別です。私は超が付くほど人見知りですが、治そうと思ったり、これでいいやと思ったりの繰り返しです。同じ悩みを持つ人と人見知り感覚を共有できればと思っています。

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