仕事のストレスで感じる体の不調と原因をつぶすための対処法
仕事をしていると大なり小なりストレスを抱えることは誰でもあります。
しかし、どんなに小さなストレスでも蓄積することによって心や体に不調をきたしてしまいます。
大事なのはストレスの原因を見つけて対処し、ストレスをしっかりと発散させ溜めないことです。
そうは言ってもそれができてればストレスは溜まりませんよね。この記事ではストレスによる不調や原因ごとの対処法、おすすめのストレス解消法などを紹介します。
Contents
仕事のストレスによる体の不調
「ストレスを感じている」と一言に言っても、どこでそう感じているのかは人それぞれです。
身体の表面にでるのか、内臓にくるのか、はたまた精神的なダメージとなるのか、まずは自分のストレスのサインを見逃さないようにしましょう。
ストレスによる体の不調
身体に何らかの異変を感じて、「これはストレスからくるものだ」と思うことって多いですよね。
以下は実際にストレスを受けたことによって起こる不調をまとめてみました。
ただの老化だという場合もありますが、ストレスを抱えていると老け込むということもありますからね。
頭 | 頭痛、口内炎、咳、白髪、抜け毛、脱毛症、鼻血、突発性難聴 |
---|---|
身体 | 蕁麻疹、アトピー、手の震え、帯状疱疹、肌荒れ、激やせ、太る、神経痛 |
内臓 | 不妊、便秘、動機、息切れ、吐き気、ホルモンバランスの乱れ、胃潰瘍、下痢、発熱、逆流性食道炎、生理不順、胃痛、血尿、血便、腸炎 |
ストレスによる心の不調
仕事のストレスによって精神的なダメージになると深刻な問題につながります。
大事に至る前に対処しないと、今後の人生にも影響しかねません。
心の不調 | 行きたくない、息苦しい、うなされる、眠れない、無気力、倦怠感、無表情、食欲減退、号泣 |
---|---|
精神疾患 | うつ、睡眠障害、ノイローゼ、統合失調症、強迫性障害、パニック障害、PTSD |
詳しい症状については以下のサイトでご確認ください。
>>病名から知る|こころの病気を知る|メンタルヘルス|厚生労働省
仕事のストレス【原因と対策】
仕事のストレスと言っても職種や役職によって大きく違います。
また、その人の性格によっても感じ方が変わります。私の場合は人見知りなので特に対人関係にストレスを感じやすいですね。
上司や先輩からのストレス
仕事上の上司や先輩というのは、こちらが逆らえない分、ストレスの原因になりやすいです。
仕事は好きだけど上司や先輩が嫌いという人もいるでしょう。
- 暴言・高圧的な態度
- コミュニケーションをとらない(放置)
- 指示に一貫性がない
- 仕事を押し付けてくる
- 成果を横取りする
- 上には媚びて、下に厳しい
- 能力が無い
こんな上司や先輩がいる人は大変ですよね。そんなときの対処法は以下を参考にしてください。
【対処法1】あきらめる
上司や先輩というのは、仕事上では上の存在なので指導したりすることは難しいでしょう。自分は変われても人を変えるのは難しいので、あきらめるのも選択肢の一つです。
あきらめると言うのは、とにかく一喜一憂しないということで、「こいつはこんな奴だからな」と心の中で下に見ておけばいくらかストレスはマシになります。
そんなことよりも、自分自身が楽しめることに没頭して、できるだけ頭の中に上司や先輩のことを入れないようにしましょう。
【対処法2】上司の上に相談する
上司や先輩にものを言えないのであれば、言える人に相談するのも一つの方法です。
ただし、上司や先輩が上の人に媚びていて関係が非常に良い場合は逆効果になる可能性もあるので、慎重にしなければいけません。
その時は、感情的に訴えるのではなく、メールの内容や書類など、どういうところがダメなのかということを論理的に説明できるように準備しておきましょう。
部下や後輩のストレス
会社で部下や後輩をマネジメントする立場にいる人は、部下や後輩にストレスを感じることがあると思います。
できない部下がいると、ミスをしていないか逐一チェックしないといけないですし、万一ミスをしたら上司であるあなたの責任になります。
そんな部下や後輩にかまっている時間が長いほど休日出勤や残業が増えることになります。
以下のような部下にはストレスを感じます。
- 仕事を覚えられない
- ミスを認めず言い訳をする(責任転嫁)
- 失敗したことを報告しない
- 面倒なことは先延ばしにする
- 何度言っても同じミスをする
- マイペースで協調性がない
- 知ったかぶりをする
【対処法1】とにかくかまってやる。そして褒める
なぜイライラするかと言えば、自分は簡単だと思っていることを部下ができないからですよね。
そういう人間は一定数いるということをまず認めて、とにかく何度もしつこく言い聞かせるということが実は近道になります。
そこはもう聖人君主のように穏やかな心で、「これ前も言ったよな」などとは言わずに教えてあげましょう。
そして、一人でできたらとにかく褒めて、部下のモチベーションを高めてあげます。結局やる気がないと何も覚えないですからね。
【対処法2】突き放す
「もう限界だ!やってられねぇ」と思ったら、突き放すしかないでしょう。
とにかく簡単なことばかりをやらせて、別の人に仕事をまかせるしかありません。その時もきつくいったりするとパワハラだのモラハラだの言われるので、とにかく穏やかにできる仕事だけを振りましょう。
もちろん評価はしません。そのことに本人が気付いて変わるまで放置しておきます。それで辞めたらそれまでの奴だったということです。
営業職のストレス
サラリーマンの職種の多くは「営業職」です。モノやサービスを売らないと会社は成り立たないですからね。
しかし、その営業職にはストレスがつきものです。売上がはっきり数値として評価される職種ですし、社外の人間と商談・交渉する最前線で戦う兵士ですから、そのストレスは想像に難くありません。
ちなみに私は人見知りな性格を自分で知っているので、営業職に就いたことも就こうと思ったこともありません・・・。
以下は営業職によくあるストレスです。
- 無茶なノルマや目標がある
- 良いと思っていない自社商品を販売しないといけない
- 取引先からの無茶なお願い
- 会社や上司からのプレッシャー
- 出張という名の長時間労働
- 嫌なやつにも接待をしないといけない
【対処法1】向いているか再確認
営業職というのは向き不向きがあります。世の中の職種の多くは「営業職」なので、ついついその仕事に就いてしまったという人もいるでしょう。
できる営業マンというのは、いい意味で「割り切り」ができていて、ある意味「営業マン」を演じていると言えます。
逆に生真面目な人ほど、「こんな商品売りたくない」「嫌な人に頭を下げたくない」など、ストレスを感じてしまいます。
パワハラやノルマなどのストレスではない場合は、そもそも営業職に向いているのかどうかを考えてみましょう。
【対処法2】精神的苦痛からは逃げる
少子高齢化の今の日本では人手不足が問題になっていて、失業したら仕事がないなんてことはありません。
営業職で精神的に追い詰められている場合は、早々に転職を考えるのも一つの方法です。
求人の多くは営業職ですから、営業経験が転職後に生かせることは多いです。
家のローンや家族を養わないといけないと思うかもしれませんが、あなたが壊れたら元も子もありません。
サービス業のストレス
サービス業(接客業)に従事している人は、不特定多数の人と接するためにストレスを感じることも多いです。
世界中のすべての人間が良い人というわけではないですから、たまには「ハズレ」の客にも遭遇するでしょう。
以下はサービス業で感じるストレスです。
- 「お客様は神様」を勘違いした横柄な態度
- 話の長い常連客
- セクハラまがいのことを言ってくる
- サービスに見合わない細かい要求をしてくる
- とにかく怒りが収まらない人
【対処法1】受け流す
ストレスのほとんどはお客の態度やクレームなどです。そういうことを言ってくる客は一定数いると思って、店員の役を演じきって対処するというのが一番良い方法です。
【対処法2】客層が違う業種に変わる
態度が悪かったりクレームをつけてくる人たちというのは、言ってしまえば「レベルの低い客」ということなんです。
ファストフード店と高級レストランを比較するとわかりやすいですが、高級レストランのほうが上品でマナーの良い客が多いのは想像しやすいでしょう。
さらにファストフードは低価格なので接客する人数が多いので、確率的にも「ハズレ客」に遭遇する確率が高くなります。
なので、サービス業が好きでストレスを無くしたいなら、客層がワンランク高いお店で働くのが良いでしょう。
人間関係のストレス
仕事の立場と関係なく人間関係にストレスを感じる場合があります。
例えば何となく疎外感を感じたり、ランチを一緒に食べる人がいなかったり、社内のノリについていけなかったりです。
人見知りの私はこういった些細なことがストレスに感じていました。これは個々の性格が大きく関わってくると思います。
- 心を許せる人が会社にいない
- 何となくグループから疎外されている(仕事に影響はない)
- 仕事の話以外できない
- 会社のノリ(社風)が合わない
【対処法1】気にしない
これは私の経験ですが、仲間に入れないとか友達になれないとか、自分の性格のことでストレスを感じるのは馬鹿らしいです。
その性格を曲げてまで迎合してもきっと別のストレスが生まれるだけです。だからそういうことを気にしないようにして、一人の時間を有意義に過ごす方法を考えたほうが自分のためになりますよ。
おすすめの仕事のストレス解消法
仕事のストレスを解消するには、仕事のことを頭から消す必要があります。
大きく分けるとストレス解消方法は「運動」「睡眠」「遊ぶ」の3つです。
運動によるストレス解消
厚生労働省のメンタルヘルスサイトでも身体を動かすことを推奨しています。
運動には、ネガティブな気分を発散させたり、こころと体をリラックスさせ、睡眠リズムを整える作用があります。
長い間運動から遠ざかっている人はイメージしにくいかもしれませんが、軽いジョギングやサイクリングなどをした後にスッキリした気持ちになりますよね。
いわゆる「いい汗かいたなぁ」ってやつです。運動をしている間は、脳の神経が運動神経にリソースを割くので、余計な仕事のことなどを考えなくなります。
また、血流が促進され筋肉のコリなどをほぐすことができるので、知らない間に蓄積されている「身体的ストレス」が緩和できます。仕事のストレスは何も精神的なものだけではなく、少なからず肉体にもストレスが溜まりますからね。
そういう意味でも運動はストレス発散に効果的です。
睡眠によるストレス解消
睡眠というのはストレスを解消するのに大きな役割を果たしています。しかし、ただ眠る時間を増やせばいいというものではありません。
いわゆる「睡眠の質」を上げて、深い睡眠をすることが疲労を癒し、ストレスを解消に導くのです。
深い睡眠をするためのポイントは以下です。
- 寝る前、3時間は食べない
- 寝る1時間前までに入浴しておく
- 寝る30分前はスマホを見ない
- 毎日同じ時間に寝起きする
- 寝酒はしない
- 寝る前に照明を落とす
- 日中に軽い運動をしておく
- 布団に入って考え事をしない
遊びによるストレス解消
大人になって「遊ぶ」という感覚はなかなかイメージしにくいと思いますが、要するに趣味に没頭する時間を作るということですね。
自分が楽しいと思うことをしている時間は、仕事のことも忘れて時間がすぐに経過すると思います。
そういう時間を積極的に作ることで、ストレスと楽しみのバランスを取っていくということです。
趣味がないという人も、楽しいと思えることなら何でもいいので、日ごろから楽しいことを探しておきましょう。
やってはいけないストレス解消法
ストレス解消は基本的には「楽しいこと」をするというのが良いと思います。
しかし、その瞬間楽しくても、のちのち逆にストレスになるようなことは避けなければなりません。
お酒を飲む
たまに少量のお酒をたしなむというのは、健康に良いとまで言われていますが、毎日浴びるように飲むお酒はストレス解消どころか身体まで壊してしまいます。
暴飲暴食
いくら食べることが楽しいと言っても、食べ過ぎたり飲みすぎたりすると生活習慣病や肥満の原因になるので、ストレス解消にはなりません。
あとあと健康診断の結果が悪化してそれがストレスになったり、ダイエットをすることがストレスになったりすることを考えると避けたほうがいいでしょう。
買い物
物欲を満たすという行為はストレス解消に一瞬なるのですが、あとで「余計なものを買ってしまった」とか「貯金がなくなった」とか、そういうことを考えてしまい、かえってストレスになることのほうが多いです。
ギャンブル
ギャンブルを趣味にしている人は、勝っているときには機嫌がよくストレスも解消できるかもしれませんが、ギャンブルは基本的に負けるような仕組みになっています。
わざわざ負けてストレスを溜めて、お金を失うというのはもったいないですよ。
誰かに相談しよう
たかがストレスで誰かに相談?と思うかもしれませんが、ストレスというのは知らぬ間に自分の首を絞めていくものです。
早い段階で解消するのがいいですし、自力で解消できないのであれば誰かの手を借りてもいいでしょう。
軽いストレスなら「よりそいホットライン」
寄り添いホットラインは無料電話相談ができる機関です。こちらはどんな悩みでも聞いてくれるので、話をとにかく聞いてほしいという人におすすめです。
>>一般社団法人社会的包摂サポートセンター|よりそいホットライン 0120-279-338
重いストレスなら「精神保健福祉センター」
ストレスが限界値ギリギリになってきたら、精神科の医師や保健福祉士、臨床心理士などがいる精神保健福祉センターに相談することをおすすめします。
こちらは厚生労働省が開設しているものなので、各都道府県にあり無料で相談できます。
どうしてもストレスが消えないなら転職
何をしても仕事のことを考えてしまう、ストレスで心が押しつぶされそうになっているというのであれば、もう転職しかありません。
精神的負担が大きい仕事をいつまでもするのは精神衛生上よくありませんし、何より身体を壊してしまっては仕事すらできなくなってしまいます。
そうなるよりは新しい職場で心機一転働きなおすのが一番の問題解決方法となりえます。
家族などの反対や金銭面で厳しくなる可能性もありますが、長期的に考えると自分の身体のほうが大事だということは明らかです。
転職は大変なイメージがありますが、しっかり準備をしていればスムーズに失業期間を少なく就職することが可能です。
まずは自分がどういう仕事をしたいか、どういう職場が向いているのか考えて、求人を眺めてみることから始めましょう。
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転職ってどうしても不安が多いのですが、実際に転職した人の8割以上は不満が解消されたと答えています。
「希望の業界に行けた」「前職より給与アップした」「労働時間が短くなった」など、当たり前ですが、不満を感じていた部分を解消するために転職するので、待遇が良くならなければ意味がありません。
しかし、転職なんて何度もする人はいないですから、どうやって選ぶか難しい部分もあります。
しかも求人には都合のいい内容しか書いていないので、いざ入社してみたらブラック企業の可能性も・・・。
だから、求人だけでなく、その企業の内情を知ることが転職を成功させる決め手になります。
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